オキュパイド 歩腹前進 兵隊 ゼンマイおもちゃ1948年当時物

1948年当時のもので、ゼンマイで銃の音をカタカタとたてながら、
首を振り、歩腹前進する珍しい兵隊のおもちゃです。

こちらはブリキではなく、セルロイドで出来ています。
底部に、Made in Occupied Japan と記載があります。

ちなみにこのころは、終戦間もない時代で、
「メイドイン・オキュパイド・ジャパン（占領下の日本製）」として
おもちゃが生産輸出されていました。

「Made in Occupied Japan」の明記は、昭和26年
サンフランシスコ講和条約と日米安全保障条約が締結
されるまで明記を義務づけられていたということです。

そんな時代背景を感じる、当アイテムも、
当時、輸出向けに作られたおもちゃのようです。

このおもちゃの状態ですが、年数の経過による、汚れや劣化がそれなりにあります。
ただ、極端にひどくはないです。
使用感がありますが、年代のわりには、きれいなほうだと思います。(主観です）

ゼンマイ走行は、健在です。

歩腹前進すると、1歩さがり、タンタンタンと3発ほど銃を撃つ音が鳴ります。
そしてまた前進、しばらくして止まって、タンタンタンと、このくりかえしです。

とにかく、ユニークで珍しい動きをするおもちゃですが、
こんな簡単な構造なのに、ちゃんと歩腹前進しているように
上手に表現されているから大したもんです。

ある意味、当時らしい雰囲気が漂っていますね！

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